トランプは何故米国民の心を捕らえた?/下位中流階級の革命だ!
今回の米国大統領選、前評判ではほぼ互角と言われていたのに、何故将棋倒しのようにトランプの圧勝で終わったのか?これは、米国程では無いが、日本にも該当する、格差社会への「革命」のノロシとも言われている。下位労働者の「復権の革命」とも称されている。ハリスが余りにも弱すぎたとも言われているが、元々無能呼ばわりされ、副大統領の時代には何も功績を残せなかったハリスを、痴ほう症状が顕著に出だしたバイデンに代わり、担ぎ出さねばならなかったいう苦肉の策のほころびがもろに出てしまったのだろう。今、米国社会は極端な格差社会になっていると言われている。それを加速するインフレ、更に治安は悪くなるばかり。特に物価高は、下位の米国人の家庭経済を崩壊させているようだ。米国の中産階級の輝かしい時代とは、世界中に米国の工場から物が輸出された時代である。今は目を覆うばかりの惨状の米国の製造業、いわゆるラストベルトだ。トランプはこの下流労働者に目をつけた。貧困にあえぎ、物価高に苦しむ、この下位中産階級、彼らに焦点を当てた。そうだ、彼ら下流中産階級は、今の米国社会にマグマのような熱く大きな怒りを覚えている。米国製造業...